名古屋市立大学 大学院看護学研究科・看護学部 国際保健看護学分野健康行動学・ヘルスプロモーション研究室

研究テーマ

指導教員の研究テーマ

 米国の深南部アラバマ州立大学公衆衛生大学院留学時にエイズ予防研究に出会いました。以降20年以上エイズ予防の研究に取り組んでいます。日本ではHIV感染の新規感染数の約7割がゲイバイセクシュアル男性の性的接触によるものです。最も介入が必要な対象者への予防対策に寄与できる研究をしたいと考え、2005年よりゲイバイセクシュアル男性におけるHIV感染症予防研究に当事者活動家ととともに取り組んできました。現在も、全国のHIV予防やセクシュアルヘルスプロモーションに従事する活動家と協働で研究を行っています。

現在進行中のテーマ

 ゲイバイセクシュアル男性におけるエイズ予防の研究が最も主のテーマとなっています。他にもトランスジェンダーのセクシュアルヘルスや医療へのアクセス、女性の子宮頸がん検診利用に関する研究も行っています。
特に性的マイノリティ含め対象の多様性への配慮ということに焦点を当てた研究を行ってきました。マイノリティの理解、対象の多様性への配慮というのは言うは易しですが、皆が満足する仕組みを作ることはとても大変な作業です。お互いを知り、歩み寄り、どこのラインならOKなのか、すりあわせの作業が必要になるため、当事者、行政など多様なステークホルダーとの対話と共働を重視した研究を行ってきました。何が問題か、現状を示し解決策を探るためには、実態調査研究が欠かせません。研究結果の発信、関係者とみなで共有、結果を解釈し、活動に活かし社会に還元することも重視しています。

近年では、下記のテーマの研究を行っています。

・HIVエイズ予防のコミュニティベースの予防活動の評価に関する研究実績が載っています。主に厚生労働省エイズ予防対策政策研究費により実施しています。

・トランスジェンダーにおける医療サービスアクセス改善
2020-2021年にかけて、トランスジェンダー・GID・GD当事者の医療アクセス、セクシュアルヘルスについて調査を行い、冊子としてまとめました。

トランスジェンダーとセクシュアルヘルス冊子表紙
TG医療アクセス表紙

・女性の子宮頸がん検診受診行動促進→文部科学省研究費の研究です

・HIV感染症と結核の重複感染→結核研究所と国立名古屋医療センターと共同研究を行っています

・性的少数者のヘルスプロモーション、学校保健職種との協働→主に文部科学省研究費による研究です

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